【ベイブレード】お年玉を賭けて「本気」の対決!?
ベイブレードと言えば、「お正月」を思い出す。
昔、おばあちゃんの家には、大量のベイブレードがあった。
お正月にみんなで集まったときに、いとこたちと戦って遊んでいたのだ。
私は、このベイブレードがとても好きだった。
なぜなら、いつもハラハラドキドキ、楽しみが途切れないからだ。
特に面白かったのは、ベイブレードの「無回転」。
それまで回っていなかった自分のコマに、相手の回っているコマが当たって、自分のコマが回り始める現象だ。
要するに、自分のコマが、相手のコマの回転力を奪って回り始めるのだ。
これが本当に面白い。
誰もが予想しない大逆転に、みんな驚きを隠せない。
また、よくお年玉を賭けて戦っていた。
勝った人が他の人のお年玉を、全て貰えるという仕組みだ。
私には、いとこが10人くらい居た。
だから、そのお年玉を全て貰えるなんてことは、子どもの私にとって「夢」のようなことだった。
というのは、もちろん嘘。
そんな冗談を言い合いながらも、それくらい本気の「心構え」で、お互い戦っていたのだ。
今ベイブレードは、おもちゃ箱の中に入って、押入れにしまわれている。
毎年、押入れを見る度に、これらの記憶が蘇ってくる。
そして、毎年必ず1回は、ベイブレードを回している。
こうしてベイブレードは、私の忘れられない存在となっているのだ。